【対人恐怖症克服への道のり~歌子の軌跡】では私が体験した恐怖症やその克服法など基礎知識をたまに更新していこうと考えています。

恐怖症の体験談~歌子の体験談 その3

恐怖症の体験談~歌子の体験談 その3

恐怖症など精神疾患に罹ってしまうと、目に見えない分周囲から病気の状態が
見え辛い事が、多分にあるかと思います。


歌子も恐怖症に罹っていた当時、家族から理解され難いように思われていたので、

「人から(自分を)理解される事はないだろう」と、絶望的に囚われていましたが、

反面それでも自分の苦しみを誰か理解してくれる人はいないのだろうか?

と、理解者を求める思いを送る毎日でした。


仕事をしていた当時、営業職をしていました。

毎日ノルマ、ノルマ、ノルマ・・・。その『ノルマ』がとても自分の中で重く、
辛いもので、職場への足取りも重かったのを今でも鮮明に覚えています。


ある時、顧客からの大クレームが私に来て、酷い言われ様をされた事がありました。

私のミスで引き起こしたクレームではなかったのです。

しかし、直属の上司は、私の横を素通りしていき、誰も助けてくれなかった…。

その時から私の病気が始まったのです。


翌日、通勤の満員電車に乗ると、電車の中が突然圧迫感と閉塞感になり、
途端に激しい恐怖感に見舞われました。


「また、クレームが来たらどうしよう?」

「ここ(電車の中)から出られなくなったら、どうしよう?」


そう考えていくうちに、手足が異常なまでに震えだし、吐き気までするほどでした。

めまいまでして立っていられなくなりそうになった時、たまたま私の横にいた
見ず知らずの中年女性が「大丈夫ですか?」と、私にわざわざ声をかけ、
次の駅で一緒に降りて下さったのです。


その親切心を感じた瞬間、自分の中の糸が切れたように
涙が止まらなくなってきたのです。

その女性は何か察したのか、「今は仕事に行かず、まず病院に行きなさい」
と強く言うので私はそのまま病院に行き、診察を受けて後に恐怖症と診断されました。

私が事情を言わずとも、(恐怖症の病を)理解してくれる方はいたのだな・・・と、
後になって思いました。


心1つで求めるものを持ち続けていくと、そういった自分を理解してくれる人に
必ず出会えると、私は思っています。

ぜひ、そうした『自分を理解してくれる人』を探してみてください。

恐怖症だけではなく、思いや悩みを共有する事で、自分が楽になる事もあるでしょう。



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